本当に、いなくなった...。

鍵のかかった部屋:ラストエピソード』硝子のハンマー見終わりました。
これは、哀しい結末と言っていいんでしょうかね...。
榎本径は‘悪い人’だったんですか?(まさかね!)
鴻野刑事の言っていた「気になることがあるんです」は、この結末を導くためのものだったのですね。
ストーリーはとっても見応えのあるものでした。
径の謎解きと、芹沢さんと純子の径を信じて一生懸命、事件を説いていく過程も、何気ない3人のからみも...最終回にふさわしいものだったと思います。
径の本当に最後の「密室は破れました」もとても美しかった...。
ラストの佐藤学と榎本径の対峙するシーンも、淡々としながらも迫力のあるシーンだったと思います。径くんの表情、美しい!
本当にラストの径の怖いような美しい微笑みも心に突き刺さりましたよ。
でもそれ以上に、衝撃的な結末でしたね。不敵な微笑みでした。
先週の前編までは、径には他人を信じることができなくなるような悲しい過去があって、人から少し離れることで、自分自身を守ろうとしてきたそんな径の生き方だけが印象付けられていたから、まさかこんな結末は予想できなかった...予想したくなかったのかも。
芹沢や純子と出会ったことで、関わりを持ってきたことで、今までの径から一歩踏み出して、違う生き方の径を見せて欲しかったのだけれど。
だって帰って来る時は、径がこれまで犯してきた罪を償う時になってしまいますよね。犯人として捕まる時ってことです。(えっ〜??まさか〜そんなことない、ない!)
これが結末だったら、哀し過ぎるでしょ。だって径くんは「自由でいたい」って言ってたもん。
臨時収入って、鍵のコレクション売ったのかしら?!(ポジティブです!)
でも本当に榎本径は、いなくなってしまいました...。
たとえ芹沢と純子の前から姿を消してしまうことになっても、またいつか、何処かで榎本径に逢える日が来る...っていう結末を望んでいたのは私だけじゃないはず。
携帯電話を持たなくなった径が、最後に純子にかけた電話は、純子や芹沢が径の心の暗い密室の鍵をほんの少しだけ開けてくれた証拠なのかもしれませんね...。
♪素顔見せないまま、エスケープ♪その通りになっちゃいましたけど。
いつかまた帰ってきてくれる径くんを待っていたいと思います。

大ちゃん、お疲れさまでした!
鍵のかかった部屋』は毎回凝ったオープニングを始め、キャストも、各シーンのカットも、音楽も秀逸のドラマでしたよ。
あぁ〜本当に終わっちゃったね。