ふるさと

今週のお題...「私のふるさと」

私は東京都出身なので、「あなたのふるさとは?」と聞かれたら、「東京」ということになるんだろうな。
かと言って、東京に「ふるさと」という意識を持ったことはないんだけど。
子供の頃は、父親の仕事の関係で、福島市仙台市に住んでいたことがあるので、ふるさとである東京に戻ってきたことになるのかな。
東京は、人混みがすごくて、どこに行っても人ばかりで、住んでいるマンションと隣のマンションはすごく隣接して建っていても、夜空を見上げても星があんまり見えなくても、やっぱり私はここが落ち着くのだから、ここが「私のふるさと」なんだと思います。
去年、東日本大震災があってから、「ふるさと」っていう言葉、「ふるさと」をいつもよりいっぱい考えた(感じた?)ような気がするのは、私だけだろうか...。
自分が今まで当たり前に過ごしていた場所、時々でも帰って懐かしさを感じた場所を一瞬にしてなくしてしまった人達がたくさんいる...。
大切な人までも失ってしまった人達もたくさんいる...。
当たり前の場所がなくなること、当たり前の人を失うことのの辛さや哀しさを私はテレビなどで見てきただけだけど...いざ自分がその立場だったら、それはもう...考えるのも怖ろしいこと。
だけど、人間は強いこともいっぱい感じたよ。
一瞬にして津波に飲み込まれたふるさとを再建しようとする人達、ふるさとではなく、新しい場所で新しい生活をスタートさせた人達、震災にあっても励ましあい、努力し続けた人たち...。
みんな「ふるさと」という絆があったからこそ、新しい道を歩き始めるきっかけや想いになったのではないかと、そんな風に感じています。
本当に人間は強いよね!「ふるさと」の持つパワーはすごいよね!
今、私の大好きな歌に嵐が紅白歌合戦で歌った「ふるさと」という曲があります。
この歌のような「ふるさと」を私たちは守っていかなければなりません。
今、頑張っているすべての人たちにこの曲の詩を贈ります。

‘ふるさと’
夕暮れ迫る空に 雲の汽車見つけた
懐かしい匂いの街に帰りたくなる
ひたむきに時を重ね 想いを紡ぐ人たち
ひとりひとりの笑顔が 今、僕のそばに
巡り会いたい人がそこにいる
優しさ広げて待っている
山も風も海の色も 一番素直になれる場所
忘れられない物語(うた)がそこにある
手と手をつないで口ずさむ
山も風も海の色も ここはふるさと
そこはふるさと
僕のふるさと...